旅日記@おわり。
明日、帰ります。コールをしていたので友人が空港まで迎えにきてくれた。
10ヶ月ぶりに会うのでナンカ気恥ずかしい。
家に帰ると、ゴハンまで作ってご馳走してくれた。どうもありがとうっ。
@ブタミミちゃんで遊ぶのャ♪@昨日はずっと雨。今日は曇り。28℃~24℃。夜は寒い@
10ヶ月ぶりの我が家の縁側に腰を下ろす。
海からのやさしい風が吹いていた。
(以前の)我が家の天井は木で作ってあったので、木のニオイと感触が柔らかかった。
目の前にドカンと居座る山々も美しかった。
目の前の田んぼも美しかった。
鳥たちはピーチクパーチクきれいに響き渡る声で歌っていた。
タビに出かける前に植えていたハイビスカスの木も高く大きく育っていた。花もいっぱい咲いていた。
芝生もフサフサと広がって健全に育っていた。
空は青かった。小さい雲がぷかぷか浮いていた。
ベットはふかふかだった。
トイレの水は勢い良く流れた。
作ってもらったゴハンもすっごく美味しかった。
@引っ張るのャ~@
何もかもがきれいでやさしく、少し涙が出てきた。
@それから、いただきますのャ@
あんなに伸ばし伸ばしにしてまで、帰るのを拒んでいたのに
こんなにきれいでやさしい島に自分は暮らしていけるのだと思うと、涙が出てきた。
@ウマイのャ~@
だけど
しばらく経つと、わたしはまた外にナニかを求めるようになってきた。
ここは美しくて大好きな島だけど、わたしの中にポッカリ空いている穴はなかなか塞がらない。
タビに出れば何かが見つかるかもしれない。
あのタビでは見つけることはできなかったけど・・またタビに行きたい。
@よく噛むのャ@
そんな頃、びりびりがウチにやってきた。
@最後は一気にイクのャ。ャ。。ノドに入らなかったのャ@
びりびりはかわいかった。ヤンチャだったけど生命力に溢れていてキラキラしていた。
いつも笑っていて楽しそうだった。
1週間も一緒に遊んでいたら、もう離れるのがイヤになってきた。
@床に落ちたブタミミちゃんをきれいに食べるのャ@
イヌがいたら、もうタビには行けない。それでもいいの?
わたしはびりびりと大好きな旅行を天秤にかけた。
そして、びりびりと一緒に暮らすことを決めた。
びりびりとの日々は毎日、規則正しく過ぎていく。
特に、刺激的なコトは何も起こらない。同じ日々が繰り返される。
朝起きて海に行ってイシを投げて、帰ってゴハン食べて、寝て
また海でイシを投げて・・・・・がつづく。本当に平凡で変化もない日々。
@寝てたらャ。びりははが来たのャ@
だけど、マッタク旅行に行く気にはならない。
タビするよりも、びりびりとの時間の方が何百倍も大切だし楽しい。
わたしの中にポッカリ空いていた穴はスッカリ満たされていた。
@遊ぶのャ@
ムッツリした気持ちになっても、いつでも、びりびりは持ち前のアソビゴコロでわたしを笑わせてくれる。
わたしがドスンと暗い谷底に落ちると、上から明るい明るい光を当ててくれる。
@いつでも24時間営業なのャ@
びりびりが楽しい顔をすると、わたしも楽しい。
わたしが楽しいとびりびりも尻尾を振る。
わたしたちは100パーセントいつでもシアワセだ。
@引っ張るのャ@
びりびりはいつでもどこでも何かしらの楽しみをみつけてくる。
そして、わたしにソレを教えてくれる。
一緒に楽しむのャ♪って誘ってくれる。
@うふ@
こうして毎日、びりびりと
ちょっとした楽しみを分かち合って、ちょっとしたヨロコビを共にすることが
今は一番のコウフクだと思えるようになってきた。
平凡で刺激もない日々の中に、たくさんのシアワセが隠れていた。
びりびりと暮らすようになってから、わたしはやっとソレに気がついた。
@もっと遊ぶャ?@
これからも、そんな小さな喜びを刻んでいこう。
本当に小さい小さいヨロコビだけど。
旅日記おわり。
@旅日記は2001年秋から10ヶ月かけて周ったタビのキオクです。
@終わったら、びりははの太いハラを枕に寝るのャ。おやすみなのャ@
2^3日。ブログをお休みしまっす。
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