2008年09月08日

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ
@9月の海の中。海水は冷たい@

今度のバスは<デラックスバス>という名のオンボロバス。
でも、速かった。約6時間後。予定通りにジャイプルに着く。さすがデラックス。という名を持つだけはある。

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ
@運転手は乱暴者。棒を振り回す乱棒モノ。オヤジギャク炸裂のびりちちの絵日記より@

その後、安宿が多く集まる場所までオートリクシャーに乗りその後、歩いて宿を探す。
いつも宿探しはテクテク歩いて見るのだけど、本当に小さいリュックでよかったーっと思う。
大きなバックパックを背負っていたら、こういう宿探しだって、かなりの体力を使うはず。
小さいリュックだって、この乾いてホコリっぽくてうるさい町を歩いているのが辛い。
相変わらず何度か騙されながら、やっと宿に着いた。

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ
@リクシャーに行きたい宿を言っても連れて行ってくれなくて、違う宿へ連れ去られたふたり@

この宿はアメリカさん系が多く泊まっていて、レストランへ行くと
メニューにピザやらパスタやらケーキやら、嬉しすぎるモノがたくさんあった。
久しぶりのケーキやらサラダやらを食したので、ふたりのケンアクなムードはスッカリ収まった。

やっぱりタベモノの力って偉大ですね。

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ
@秋めいてきた石垣島。風は冷たいケド今日は快晴@

スッカリ気をよくしたふたりはハトバスツアー、ジャイプール版みたいなのを申し込んだ。
ジャイプールは見所がたくさんあるので、ツアーでまわったほうが効率がよさそうだったのです。
ハトバスツアーの面々はインドのちょっとお金持ちふうの家族連れで占められていた。
外国人はわたしたちだけ。
今まで見てきたインドのヒトとは全然ちがうチョイ金持ち風のインドのヒトたち。
まず、ジーンズをはいているインドのオンナのヒトを初めて見た。おまけにヒールまで履いている。
んで、パーマもかけていた。香水のニオイもプンプン。すごくきれい。
今まで見てきたインドのオンナのヒトは皆サリーかたまにパンジャービドレスにサンダルだった。
髪は大抵ひとつにまとめている。
んで、公衆トイレに入ると、汚物まみれの床にズリズリと裾を引きずって歩いていた。
表情もずいぶん違う。大抵のオンナのヒトはいつも険しそうな顔をしていたけど
このツアーの人たちの表情は柔らかくて余裕があった。
このヒトたち。。どんだけお金持ちなんだろう。。やっぱり、わたしの頭はオカネのことを考えた。

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ

ともかく、そのヒトたちと一緒にレッツゴー。
まずピンクシティーに入る。ホントにピンクだ。ディズニーランド(をボロくした感じ)みたい。
その後、シティーパレスとか、いろいろな城をまわる。
いろいろまわり過ぎたせいか、今、思い出そうと思ってもあまりキオクがない。キオクがなくなるほど
いろいろ見たらしい。びりちちの絵日記には<最後はプラネタリウムに行った>
と書いてあるけどソレもまったくキオクにない。

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@こんなのを見たような見なかったような・・・@

観光なんて、しょせんそんなモンかもしれないです。
なにより、ハトバス観光で一番印象的だったのは女の子がはいていたジーンズ。
コレだけはしっかり覚えているよ。

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ジャイプールではピンクシティーで糸と針を買ったり、宿で髪をジョキジョキ切ったり、
毎食ケーキを食べて太ったりしていた。

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@いつでもアタマはタベモノのコトばかり考えていた、ハラペコのふたり@

そんなコトをしていたら、また<何でココままで来たのだろうっけ?>という考えがアタマをよぎる。
でも、この宿にいるアメリカさんたちはソレに輪をかけてダラダラしていた。
部屋を自分好みに改造しちゃって、毎日ハッパ漬けで目が飛んじゃってるヒトもたくさんいたし
そういうヒトがまだ産まれたばかりの赤ちゃんを抱いている姿も見た。
なので、ソレよりはマシかな?と思って、難しいコトを考えるのは止めにした。

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そんな宿だったけどケーキがあってサラダもあって居心地がよいので
1週間ほど<ピンクシティー>ジャイプルで過ごしてから
今度は<ゴールデンシティー>と呼ばれるジャイサルメールへ出発。またバスのタビです。しかも長距離です。
今度は夜出発。わ~ん、すごくボロい。んで、すごく遅っ。
んで、道がすごく悪いのかすごい振動。

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@三途の川を見たふたり@

脳みそが60度ほどズレた模様。おまけに朝方は寒くなってきた。
窓を閉めたいけど閉まらない。というか、閉めるとバスの振動で開いちゃうのよ。
朝方、雹のようなモノまで降っていたくらいに寒いのに。閉めても閉めても振動で開いちゃう。
ひどいよ。ひどいよ。
ブルブル震えながら朝を迎える。まだ目的地は遠い。ブルブル、ガタガタガタ・・・
今まで、どんなに暑くてもガマンが出来たけど、寒いのはガマンできない。
もう寝たら死ぬのでは?と思われるほどで一睡もできなかった。
わたしはバスで何度も辛い思いをしているのにも関わらず
何でまた長距離バスを選んでしまったのか考えた。
どうして、いつもこんな過酷なルートを選んでしまうんだろう。
スキでやっているとしか思えない。そうか、スキなのか。
自分ではラクな方ラクな方へと人生を歩んできたつもりだったけど
知らず知らずのうちに過酷な人生を選んできたのかもしれない。
脳みそ80度くらいズレたアタマで考える。走馬灯のように昔のいろいろな出来事が思い出される。
あわわ。死ぬ前に皆、走馬灯のように人生が見える。というけれど
コレがそうなのか・・・・

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ

ウトウト永遠の眠りにつくか。。と思われた頃、ボロバスに揺られ12時間後、やっとコー゙ルデンシティーに到着。
死なないですんだ。まだ生きているよ。
またフラフラ宿の呼び込みのヒトに連れられて行く。

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ

フラフラし過ぎて、もうどこでも寝られればいいや。と思っていたけど
着いた宿にはトイレがついていなかった。しょっちゅうオナカを壊すわたしはトイレつきでないと安心できない。
疲れた体を引きずり、また歩き出す。なんで、トイレくらい妥協できないんだろう。
自分のカラダがどんどん太っていっても全然妥協できるクセに。自分のコトはいくらでも妥協がきくのに
なぜか自分以外のコトには妥協できない自分にハラがたってきた。バカバカ。
少し歩くとワリときれいな宿が見えた。その部屋は窓も大きくてバルコニーもあった。トイレもあった。
妥協しなくてよかった。自分で自分を褒めてやりたい。
すごく疲れたので、そのままベットに倒れた。そして翌朝まで眠り続けた。

旅日記@ピンクの町から、黄金の町へ


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Posted by びりははです at 08:54 │旅日記